∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞     ◇◆◇日本宝飾クラフト学院メールマガジン◇◆◇                      第40号 2006.5.10配信 ∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞━∞ 若葉がまぶしい季節となりましたが、今週はあいにく雨模様。 みなさまいかがお過ごしですか。 ◆CONTENTS◆-------------------------------------------------- 1.学院コレクションより 2.私の好きな石 3.イタリア便り 4.生徒作品ギャラリー 5.各校便り 6.読者プレゼント 7.日本宝飾クラフト学院 イベント情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ 学院コレクションより「ヨーロッパのジュエリー」佐藤絹枝 鈴木博樹 ---------------------------------------------------------------------- ピクェ細工 http://www.jj-craft.com/mailmaga/image/040/pique1.html http://www.jj-craft.com/mailmaga/image/040/pique2.html ピクェ(pique)とは、べっ甲の表面に、小さな金や銀の点あるいは線を象嵌し (埋め込み)、デザインを描く技術のことを言います。象牙や貝を用いたピクェ も見られます。 ピクェは元々は嗅(か)ぎタバコや薬を入れるための小箱、身の回りの小物類に 用いられていました。主にフランスやイギリス(バーミンガム)で作られました。 19紀前半、自然主義の時代になると、髪飾りの素材として最も好まれ流行します。 そして英国では1861年ビクトリア女王最愛の夫、アルバート公が急死すると喪に 服するジュエリー、すなわちモーニング・ジュエリーが身に付けられるようになり、 黒を基調とする素材の一つとして、べっ甲のピクェのブローチやイヤリング等が 流行します。 19世紀後半になりビクトリア女王が25年にわたる厳格な喪の規制をゆるめると、 その開放感からモーニング・ジュエリーは日常身に付けられなくなります。ビク トリア時代の終りとともに衰退してしまったピクェですが、現在では人気の高い アンティークジュエリーです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ 私の好きな石「スフェーン」東京校 講師 山田ひろ子 ---------------------------------------------------------------------- http://www.jj-craft.com/mailmaga/image/040/sphene.html 石の買い付けという魅力的な仕事に、何事も経験と単身ニューヨークジュエリーショ ウに赴いたのは、911テロの前年の事でした。 IJT(日本で行われている国際宝飾展)を見慣れていると、その規模はやや小さ く、しかし出店のレベルは高く凝縮され たものでした。製品のオリジナリティや完成度はもちろんの事、石の専門店も多種多 様な品揃えでした。キャッツアイばかりを扱う店、ロイヤルブルームーンストーンの みの店など挙げればきりがないのですが、南米で採取される石の専門店には目を見張 るものがありました。その中でもスフェーンのコレクションが素晴らしい一店に出会 いました。 まさしくそれは出会い。元来渋めの石が好みなので、そのライムグリーンからコニャッ クブラウンにいたるグラデーションで一列に並んでいた美しい石にクギづけでした。 店主もご自慢らしく、内からイエローとオレンジに強く輝く石たちを、フルーツやス ピリッツなどに喩えながら楽しそうに説明してくれました。 確かにライムグリーンとオリーブグリーン、ラムブラウンとコニャックブラウンはそ れぞれ違いました。黄に光るが強いか、橙に光るが強いかでも全く違うのです。 地球の力とは本当にはかり知れないと実感した時でした。 石にはそれぞれの魅力がありますが、スフェーンのような感性に響く出会いを求め、 また旅に出たいと思っています。 ■宝石学的アドバイス(宝石鑑別科講師 鈴木博樹) 単に宝石を見たり買ったりするだけでなく、海外の宝石ショーでは、自分が掘っ てきた石を販売したり、自慢の石のコレクションを展示している店主の話を聞く のが面白かったりします。 お話のスフェーンは、コレクターストーンとして以前から根強い人気があります。 その理由は、強いファイア(七色の反射光)と強い輝きにあります。イエロー、 グリーン、ブラウン、オレンジ色をした石を動かすと、中から七色の光が一面に 駆け巡る・・・「黄に光るが強いか、橙に光るが強いか」・・・その様子は、あ たかも万華鏡のような美しさがあります。 美しさと裏腹に、やや低めの硬度(モース硬度5〜5.5)という欠点がありますが、 私ならジュエリーとして身に付けるのではなく、手にとって眺めて楽しみます!! ■読者の方の「私の好きな石」をお聞かせください。 こちらのコーナーでは、本学院講師・スタッフ他、読者の皆様の「私の好きな石」 もご紹介していきます。 好きな石にまつわるエピソードや、思い入れをメールでお送りください。 400字〜800字くらいでおねがいします。 採用された方には粗品を差し上げます。 メールは、mm@jj-craft.comまで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ イタリア便り   野末しのぶ ---------------------------------------------------------------------- 連休明けですね。皆さんはどのように過ごしましたか? こちらも4月後半から祝日が多くあり、GW並みに連休を取った人たちもいたよう です。 さて、先日に花粉アレルギーの話をしていたところ、何故か最後にはサソリの話に なっていました。 イタリアでもサソリがいると言うのを聞いたのだが、本当なのかと。 いるのです。 サソリといえば乾燥した砂漠のような土地にいるものだと思っていましたが、発見 してしまいした。それも、勤務先の学校で。 その時は誰かが退治した後だったのか死骸でしたが、ここでも生息していることを 初めて知り、ショックを受けました。 その後、テレビの話題でサソリが取り上げられており、どうやら、国内にはかなり の種類のサソリがいるそうなのです。しかし、人を殺すまでの毒を持っているの は極僅かで、確か二種類のみとのことでした。それでも刺されれば、腫れるし、 吐き気などをもよおすこともあるそうです。 それからしばくして、一年ほど前に知り合いが家の中でサソリを発見しました。 その時も死骸だったそうで、写真を撮ったと言っていたのでもらいました。 http://www.jj-craft.com/mailmaga/image/040/italy01.jpg そんなことがあったのも忘れた頃に、そこに遊びに行ったら、またもや家の中に サソリが。今回は幸か不幸か動いているやつを見ることができました。そのまま 放っておくのも危険ですので殺生することにしました。ハサミと尾を持ち上げた ポーズで威嚇されながら。 これらのサソリは体長約五センチと小さく、あまり怖さを感じさせませんでした。 色も黄土色と、かわいいものでした。 しかし、小さければ目に付きにくく、思いがけないところで刺されたりするので しょう。 こちらは既に蚊が出現。就寝中に悩まされております。 ごきげんよう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ 生徒作品ギャラリー ---------------------------------------------------------------------- このコーナーでは、日本宝飾クラフト学院に通っている、生徒の在学中の作品を紹 介します。 今回登場するのは、横浜教室の荒井隆幸さんです。 この作品は、06年春の卒業制作合同展で奨励賞を受賞しました。 http://www.jj-craft.com/mailmaga/image/040/arai.jpg ◆制作者:荒井隆幸 ◆所属コース:全日制学科ビジネス制作コース ◆テーマ:All'antica(アンティークに) ◆アイテム:セットジュエリー ◆ポイント: 何かの形をなぞるのではなく、それ自身で美しいもの、「何で作ってあるの?」 「どうやって作ったの?」ではなく、ただ見る者を魅了するものを目指しました。 又、美しさを追求するだけではなく、「造り」にも凝ってみました。デザインを 合わせたクラスプや折りたたみ式のカン等、金具類の多くが手作りです。表から は見えませんが、石座の裏にも飾りがあります。 ◆制作に当たって: 全て地金パーツの組み立てによるものですから、企画当初からかなり大掛かりな 作業になることは予想できました。そこでラフ作成→使用石の検討→デザインの 決定→パーツ寸法の検討→パーツの材料取り→パーツの加工→組み立て→石留め→ ミル打ち→仕上げ、と週単位、日単位での工程計画を立て、それに沿って作業を 進めました。 作成過程では、色々な方にご協力を頂きました。自分自身に何ができるかと同時に、 どれだけ人の協力を得られるかも大変重要だと実感した作品です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ 各校便り−横浜教室より− 学務 古田恵子 ---------------------------------------------------------------------- 私はtvk(テレビ神奈川)のとある番組が大好きでよく見ているのですが、それときた ら、見ている方が心配になる程の低予算・少人数のスタッフで切り盛りしており 『音楽情報番組』の筈なのに、話題の中心は地方ネタや懐かしのアイドル・ドラ マ・アニメ…と、さながら深夜ラジオのテレビ版。 が、その雰囲気が受け、とうとう局を代表する看板番組にまでなってしまったのです。 それを見るにつけ、世の中お金も大事だけどやはりそれだけでは駄目で、アイデアや 時代の流れを読む力や、いざというときの為に技術や知識の土台をしっかり作っ ておくことが大事なのだと思うのです。 横浜教室にも、在学中の忙しい最中に、積極的にコンテストに参加したり、自分の サイトで作品の販売をしたり、個展を開いたりと頑張っている生徒さんもいます。 また、そこまで手が回らない人も、他の学業や仕事、バイトと両立させるため、 大変な日々を過ごしているようです。 そういった日々の努力や活動がいつか花開く時が来ることを祈りつつ(あまりそうは 見えないかも知れませんが)、受付で仕事をしている今日この頃です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ 読者プレゼント ---------------------------------------------------------------------- メールマガジンへの感想をお送りください。 取り上げて欲しい話題やご質問でも結構です。 お送りいただいた方の中から1名様に、日本宝飾クラフト学院編「ヨーロッパの クリエイティブジュエリー」(美術出版刊)をプレゼントします。  ご意見・ご感想は、mm@jj-craft.comまで  ※プレゼントをご希望の方は必ずご住所電話番号を明記して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ 日本宝飾クラフト学院 イベント情報 ---------------------------------------------------------------------- ◎説明会・体験講座   日本宝飾クラフト学院各校では入学説明会・体験講座を実施しています。   日程は、ホームページの各校案内をご覧下さい。   お申込みもホームページからできます。   http://www.jj-craft.com/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■発行:日本宝飾クラフト学院 http://www.jj-craft.com/ 東京本校 〒110-0016 東京都台東区台東3-13-10 TEL 03-3835-3388 FAX 03-3833-2002 ■ご意見・ご感想は mm@jj-craft.com まで。 ■メルマガ配信中止&アドレス変更  https://secure01.hs.kddi.ne.jp/jj-craft.com/jjc_mailmagform.html  ※配信中止をご希望の方は必ず上記アドレスから手続きを行なってください。 ■掲載記事・写真の無断転載はお断りします。  copyright(C)日本宝飾クラフト学院