2018年 ディプロマ取得 吉田 譲さん

FGAを目指したきっかけ

妻のジュエリーブランドを手伝うことになり、宝石について一から学ぶためにFGAの勉強を始めました。

FGAの勉強

FGAの勉強は初めはとっつきにくい部分がありましたが、宝石への知識が深まるにつれて宝石の魅力を感じるようになりました。

クラフト学院さんの豊富なサンプル石を肉眼や顕微鏡でたくさん見ることで、宝石種によって異なる宝石の特性や美しさを知ることができました。教科書に出てくる宝石の実物を見ながら学習できたのは通学制の良いところでした。

また宝石の科学的な仕組みを学ぶことで、宝石が自然の営みの中で美しく生まれてくる神秘を感じました。
宝石のお店のショーケースに並んでいるとなかなか実感できないことですが、宝石の多くは何万年もの歳月を経て生まれます。微妙な成長環境の違いや、入り込む成分の違いなど、奇跡のような偶然が重ならないと宝石ができないということを学びました。

一般機材を使った宝石の鑑別は最初は難しかったです。
しかし、先生の熱心な指導の下、沢山の実習をこなすことで次第にコツを掴みました。
何の宝石か知らされていない石を自分で検査し、宝石名を当てられるようになってくると楽しくなりました。

FGAの勉強や先生の指導、友人達との交流を通じて宝石の魅力を感じることができたのが一番の収穫だったと思います。

吉田さんは優秀な成績である
「Pass Merit」で合格しました。

FGAを目指す方へ

FGAは取得するのに2年かかってしまい大変な部分もありますが、時間や労力をかけた分だけ「人に説明できる」しっかりとした知識が身につきます。

私が現在の仕事をする上でも非常に役立っています。
ラボの鑑別に出さなくても自分で検査して宝石種を調べられることもありますし、お客様に宝石の取り扱いについて説明する時などもFGAで学んだ知識に基づいています。

困った時は頼れる先生や仲間もいますので、宝石学を学びたい方にはこれ以上の環境はないと思います。