2020年

優秀賞  野澤満帆(全日制学科)

会えない君の瞬きを聴く ~ジョバンニとカムパネルラに寄せて~

ヘッドジュエリー

宮沢賢治著「銀河鉄道の夜」をモチーフにデザインしました。左右の耳の十字の飾りは、銀河鉄道の旅の始まりにあたる“白鳥の停車場”(はくちょう座の北十字)と旅の終わりである“サウザンクロス駅”(南十字)を表現し、それらを繋ぐ後頭部の飾りは、銀河鉄道の行路である“天の川”を表しています。「銀河鉄道の夜」本編に描かれる宮沢賢治氏の独特の表現や様々なモチーフを色石で表現し、散りばめています。

「ほんとうのさいわい」を求めた二人の少年は、たった一夜の旅を終えた後、もう二度と会うことは叶いません。カムパネルラの瞬きはそのまま星の瞬きとなり、ジョバンニも夜空を見上げては、彼を探して耳を澄ませているのかもしれません。二人が見つけた「ほんとうのさいわい」に想いを馳せて。

優秀賞 奥山大雅(総合学科)

playing kids

ブローチ・ペンダント

冬を楽しみにする子どもの頃の感情を表現しました。
実際とは異なる幻想的な角の形状や、月を跳び越えている躍動感で子どもらしさを表現しています。
もう1点のネックレスは冬の景色をイメージしており、子どもから大人へ齢を重ね、楽しみも変化していく様子を対比で表現しました。

卒業制作ということもあり、今までの作品に使用していない技術を取り入れようと、グラデーションのパヴェに挑戦しました。
銅板に4度程練習をしましたが、グラデーションのバランス、石の深さや爪の残し方を試行錯誤しました。

2019年

優秀賞  井原菜津美(全日制学科)

四季

髪飾り・リング・ブローチ・ネックレス

春夏秋冬のテーマで、それぞれの季節ごとのアイテムを制作しました。
春は桜の髪飾り、夏は海のイメージのリング、秋はもみじのブローチ、冬は雪の結晶のネックレスを制作しました。

それぞれの季節で身近に感じるものをテーマにイメージを作っていきました。特に海をイメージしたリングは中心のクラックの入ったビー玉が光を受けて海の中のようにキラキラ輝きます。それがクジラの尾のような爪の内側に反射して見えるところはお気に入りです。

優秀賞 樺沢実栄(全日制学科)

Garden

ネックレス

夏休みに見に行ったショーメ展で、皇妃ジョセフィーヌの自然科学に対する情熱が今もなおショーメのジュエリーのインスピレーションであり続けていることに心を打たれ、私もジョセフィーヌが愛した自然や庭園をコンセプトにしたいと思いデザインしました。

無邪気に咲く花々と、それに誘われた虫たちがにぎやかに飛び回る姿を表現しました。花の1つがピンとして使える遊び心も入れてみました。

2018年

最優秀賞  土屋阿弥子(総合基礎科)

鶴亀

帯留

この帯留は、白無垢用の帯留で、縁起の良い『鶴亀』をモチーフにしています。長寿の象徴として知られる鶴亀ですが、地方によっては、『夫婦の神』にもなっています。その地方に伝わる、昔話「浦島太郎」は、玉手箱を開けた浦島は鶴に、乙姫は亀になり、蓬莱山に行って『夫婦の神』になった、という結末だそうです。花嫁が幸せになれるようにと願い、帯留を制作しました。

優秀賞 佐藤奈奈(全日制学科)

彼岸花

彼岸花が好きで、花の生命力と美しさを表現しました。

彼岸花の生命力あふれる美しさをイメージして作りました。

注目してほしいポイントは緋銅で表現した花びらの色鮮やかさです。

2017年

最優秀賞  高橋星来(全日制学科)

日本最北の子

ネックレス

私の地元、旭川市にある旭山動物園で最も有名なアザラシのマリンウェイをイメージしました。
上から見た星とアメシストは旭川の市章、それを囲む部分は旭橋を表現しています。マリンウェイの下部分は表から裏側へかけて海から川へと繋げました。2匹のあざらしは旭川に沢山の人が訪れるよう願いを込めて新たな出会いを表しています。

優秀賞 増田佳穂(全日制学科)

メモリーフレーム

ネックレス

ネックレスだけど、置いた時に写真立てのように写真などを入れられるもの。

久しぶりに中学時代の友人と会ってアルバムを見返していた時、普段は写真が苦手な私ですが、写真を見て、時が経つにつれ忘れてしまっていた楽しかったことなど当時のことを思い出せて嬉しかったので、今回卒制を作るときに、写真を入れて飾ることのできる写真立てのようなものを作りたいと思いました。実際に写真を入れて飾ることもできますが、写真を入れなくてもこの作品を見るたびに楽しかったことを思い出せるように、思いを込めて作りました。