ジュエリーの勉強を始めたきっかけは?

もとは造船所で溶接工として働いていました。一隻の船を完成させるのに500~600人は必要で、当然、自分が受け持つ仕事はごく一部分です。達成感の余り無い日々でした。高校生のとき見たシルバーアクセの雑誌に、一人の作家が自分の商品を作り上げている記事が載っていたことを思い出し、一貫制作の可能な職業に憧れを感じたことがジュエリー制作へ進路変更したきっかけです。
この学院には働きながらでも学べるコースがあったので、入学を決めました。一人暮らしで、ほぼ毎日、夜遅くから早朝まで働き、日々の生活、学院の授業と正直大変ですが、耐えて、努力した結果、制作職に就くことが決まりました。大きなことは言えませんが、どんなにつらくても、休まず受講することが大切だと思います。

作品について

学院生活最後の作品なので、船に関係のあるデザインにしようと考えていました。硬い金属で古い地図のような質感を出すのに苦労しました。