作業のすべてがうまくなったと感じます

2025年2級合格

全日制学科 奥西孟さん

工程を分けてパート練習

貴金属装身具製作技能士2級の受験のきっかけは?

3級を受けてみて、2級もできそうだなと思いました。
2級は受験者数もそれほど多くないので、自分のスキルアップのためにチャレンジしてみました。

どれくらい練習しましたか?

練習は春頃から4ヶ月間ほど取り組み、17個制作しました。
難しかったのは、私が時間をかけてでも寸法をきちんと合わせたいタイプなので、試験時間内という時間配分に苦労したことです。
あとはロウ付けの技術も難しかったです。

 西田さんなりの練習方法があれば教えてください。

私は、工程を3つくらいの部分に分けて、パート練習のようにその部分ごとに繰り返し練習を連続してやるようにしていました。
いきなり全体を通してで作るのではなく、部分部分に慣れてから全体に移行するというやり方が、自分に合っていました。

メンタルも強くなった

 試験当日はどうでしたか?

普段通りでした。緊張はするタイプですが、ある程度手が動いてくれたので、普段と同じようにできて、普段と同じような失敗をし、普段と同じリペアをしたという感じです。

会場がクラフト学院の横浜校なので、普段の授業を同じように快適に臨めました。

練習や試験を通じて、製作作業の意識やスキル面で何か変化はありましたか?

スキルは明確に上手くなっています。何がというより、切る、削る、ロウ付け、作業の全てが上手くなったと感じています。
また、できない時でもめげないメンタルも強くなった気がします。

2級合格を、今後の制作や仕事にどのように活かしていきたいですか?

練習によってできるようになるまでやったので、技術は勝手に生きてくるんじゃないかなと思っています。
上手くなっていくことを実感しています。

将来的には1級を受験したいと思っています。経験を積んで、挑戦するつもりです。

今後の抱負と後輩へのエール

次に試験を受ける人に何かアドバイスはありますか?

準備を始めるのは、なるべく早めの方がいいと思います。早く情報を集めて試験内容を把握しておけば、のんびり構えられるかなと思います。

技術面でいうと、そんなに細かいところを気にしないで、とりあえず全体の手順を把握することが大事です。
何も見ないでも作業ができるようになれば、寸法なども勝手に覚えるはずです。
この作業の次はこれという段取りをきちんと掴めると、すごく楽になると思います。