2020年 ディプロマ取得 高橋 和芳 さん

FGAを目指したきっかけ

妻が宝飾品の会社を経営しており、自分も本業とは別で仕事を手伝っていました。
旅行で山梨の水晶を見た帰りにFGAの存在を知りました。
その際に水晶=SiO2やルビー=Al2O3などは知っており、自分が鉱物について少し詳しいのでは?
FGAを取得すれば本格的に一緒に会社を運営していく自分の強みの1つになるのでは?
と思い帰宅後すぐにクラフト学院へ申し込みました。

FGAの勉強

当初は、宝石やジュエリーについてはまったく知りませんでした。
イアリングとピアスの違いも知らず、誕生石は自分の誕生月の7月のルビー以外は知らない状態でした。

クラフト学院では、様々なクオリティの宝石に処理石、合成石まで多数そろえています。
学校で見る石は、どれも初めてみる石ばかりでした。
実物の石を見て勉強するのは非常に楽しかったです。

通学で授業中に多数の石を見ていなければ実技の合格は難しかったかと思います。

宝石の勉強と思ってテキストを進めていくと化学式や光の特性なども勉強も出て来て非常に多岐にわたる範囲を勉強しないといけないのには驚きました。

FGAの試験問題は記述問題で言葉の定義を間違わずに覚えて人に道筋立てて説明する事が求められる試験です。
少しでもあいまいな回答をすると容赦なく減点されていきました。

先生に過去問を丁寧に採点していただいたのを確認をすると「えっ、こんな細かい事も正確に覚えて書かないといけないのか?」の連続でしたが少しずつ積み重ねていきました。

FGAを目指す方へ

まずは2年間の勉強をする環境づくりが必須です。
特に2年目は理論だけでなく実技の練習も必要となります。
自分だけでなく周りの助けも借りながら勉強に向かう環境を整えるが第1ステップと思います。

実際の勉強としては、単語1つの定義をしっかりと覚える事。
そのうえで、実例を示して時間内に記述できる事が必須です。

勉強は大変ですが、石を見て勉強をした事は裏切りません。
FGAを取得すると自分の中に大きな自信がつきます。
FGAを使って新たなステージをスタートする事ができます。

FGAを取得して一般の方々へも正しい宝石の魅力を伝えていけるよう頑張りましょう。