2017年 ディプロマ取得 河﨑君栄さん

FGAを目指したきっかけ

私個人の趣味として骨董の簪収集があります。簪には多くの有機宝石(珊瑚、鼈甲、象牙等)が飾りとして用いられ、女性たちをより一生美しく引き立ててくれます。しかし時代を超えて現存する古簪は光沢を失い、見るからに劣化が伺えます。これらをどうにか自分自身で修理できないか? 光沢を蘇らせる事は出来ないか?と考えていました。そんな折、在職中の会社より宝石鑑別師資格の取得の打診がありました。宝石学を学ぶことで、有機宝石の特性が解り、修理する為の知識が得る事が出来ると思い、難しい資格ですが挑戦しようと思いました。

FGAの勉強

私は宝石学についての知識はほぼ0スタートでした。先生方が教えてくれる内容全てが初めて知る知識ばかりだけではなく、途方もない情報量。年齢も当時44歳、クラスでは最年長の私なので授業内容は聞いた瞬間から頭から抜けていくような感じでした。そんな失意の私に先生方から叱咤激励の1000本ノックを打ち込まれ、いつ辞めようかと毎日考えていました。しかし先生方から「貴女はやれば合格できる!最後まで諦めるな!」の言葉を頂き、ひたすら信じて勉学に励みました。時には笑い、時には涙が止まらなくなりながらも最後まで先生方を信じて邁進した結果の合格通知(merit passed)は本当に嬉しかったです。

FGAを目指す方へ

この資格は努力なしでは到底手に入れる事はできません。頑張った人だけが得る資格です。時には勉強中に迷いも出るかと思います、己を信じ、百戦錬磨の先生方を信じて前進してください。0知識の私を合格させてくれたのは先生方のまぎれもない実績です。