専科各コースの特色

趣味で楽しくジュエリーメイキングを学ぶ方から、プロへのワンステップとして学ぶ方まで様々な方が学んでいる単科のコースです。

入学は随時、いつからでもスタートでき、週1回からカリキュラムを各自のペースで学習していきます。休んだ場合の「振替受講制度」もありますので多忙な方でも安心して受講いただけます。

趣味で通う学生さんや主婦の方から、スキルアップを目指す業界関係者の方まで様々なニーズに対応しています。

趣味といっても、プロ講師からの直接指導で本格的な技術を学べますので、彫金教室より一歩進んだ確かな技術を身に付けられます。

学びたい内容に合わせてコースを選んでください。複数の科を組み合わせて受講することもできます。

※彫留彫刻科は東京本校のみ
※宝石鑑別科、リペア科は名古屋校のみ

ジュエリー科

(全スクール開講)
自分だけのオリジナル・ジュエリーを作れるようになりたい方にお勧めのコースです。
基本となるメタル(貴金属)加工・彫金技術からスタートし、ロウ材(ワックス)によるジュエリーの原型制作であるロストワックスヘと進みます。

短期間で貴金属加工とワックス加工の基本をマスターでき、初心者でも無理なくできる学びやすいカリキュラムを採用しているため、趣味としてジュエリー制作を楽しもうという方には最適なコースです。

貴金属加工では、糸ノコの使い方、ヤスリのかけ方など基礎から始まり、平角のリングからふくりんの石座つくりまでを学びます。
ワックス加工では、ソフトワックスとハードワックスの基本を学びます。

それぞれの技術を専門に学ぶ宝飾科やロストワックス科に比べ、カリキュラムも易しく、無理なく学べます。
カリキュラム修了後は、学んだ技術を活かして、オリジナルジュエリー作りを楽しめます。

ロストワックス科

(全スクール開講)
ワックスというロウ材を切ったり削ったりしてジュエリーの原型を作るコースです。原型はキャスト(鋳造)することにより貴金属に置き換えられます。

ワックスは金属に比べ柔らかいので、自由な形を用意に作り出せます。特にボリューム感のあるデザインや有機的なデザインに向いています。また、表面に様々なテクスチャーも簡単に施せます。貴金属加工に比べ、加工に力もいらず、ガスバーナーなども使用しませんので、年配の方でも安心して受講いただけます。

ロストワックス科では、細かい造形を作れるハードワックスと、草花などの柔らかなイメージのモチーフを作リやすいソフトワックスの両テクニックを学び、オリジナルジュエリーつくりを楽しみます。

※授業で行うのは、原型制作までです。キャストは外注していただきます。

宝飾科

(全スクールで開講)
ジュエリー制作において宝飾(貴金属加工・彫金)技術はもっともベーシックなテクニックです。 宝飾科では、地金を直接切ったり、叩いたり、削ったり、ロウ付け(溶接)したりしてジュエリーを作る貴金属加工の技術を学びます。

完成度の高い作品を作るにも、プロの技術者やクリエイターとして自立するにも貴金属加工は必要不可欠なテクニックです。
宝飾科では、道具の使い方から始まり、基本リングからプラチナ取り巻きリングまで、貴金属加工の基本から上級技術まで全て学びます。
カリキュラムの後半では、ゴールドやプラチナと宝石を使った宝飾ジュエリーの制作もできます。
繊細なラインのジュエリーや細かいパーツを組み合わせた手の込んだジュエリーを作りたい方はこのコースで学んでください。

宝石デザイン科

(全スクールで開講)
宝石デザイン科では、メーカー・卸や小売店の日常の業務に直結したカリキュラムで、デザインの基本から応用までのすべてが学べます。この科では、ジュエリーの企画、販売関係者、ジュエリーデザイナーをめざす方の他、デザインに興味のある様々な方が学んでいます。プロの講師の指導でリアルなデザインノウハウ、コスト計算法、売れ筋のデザインの傾向など、デザインをする上で必要な多くの技術と知識を習得します。
デザインコンテストの課題では、各種のジュエリーデザインコンテストに向けて、発想方法や効果的表現テクニックを学びます。コンテストに出したいと思っていても不安な方も多いようですが、ここで学び、自信をつけてください。

リペア科

(名古屋校のみ開講)
リングのサイズ直しや切れたチェーンのロウ付けなどを専門的に学ぶコースです。直すことと作ることは一見似て言いますが、実はかなり違う専門分野です。このコースは、ジュエリーのリペアという今まであまり重視されていなかった分野に焦点を合せて、徹底して短期間に学ぶ実践的なカリキュラムです。加工の基礎技術から学び、K18やプラチナまで使用します。リペア技術の習得をめざす方のほか、小売店やリフォームショップ関係者に強くおすすめできるコースです。学習期間は週1回で6カ月です。

専科リペア科の主なカリキュラム
●貴金属加工の基礎練習(糸ノコ・やすりロウ付けなど) ●平角リング ●銅でのサイズ直し基礎練習
●銀でのサイズ直し基礎練習  ●金、プラチナのサイズ直し ●ネックレスのロウ付け
●指定時間内での練習

彫留彫刻科

(東京本校のみ開講)
ジュエリー制作のフィニッシュワークとして重要な技術分野である彫りと留めのすべてをマスターする実践的タガネ講座です。彫りは、タガネを使って、貴金属の表面に繊細な模様を彫る技術です。また、彫り留めは、小さなメレダイヤなどを、貴金属の表面にタガネで小さな爪を作り留める技術です。講師には現在活躍中の彫金師を迎え、各種タガネを使って適切な実技指導をいたします。これまで、加工・修理。仕上げ関係の技術者や、テクスチャーとしてのタガネ技術を習得したい方など、多くの方が学ぶ実績のあるコースです。

宝石鑑別科

(名古屋校のみ開講)
現在、市場に流通している主要宝石からデザイナーや技術者がよく用いる各種の貴石類まで、仕入れや販売で必要となる理論・知識と鑑別実技を学びます。 基礎知識の学習と宝石鑑別器具の使用方法からスタートし、各種のサンプルストーンを用いて鑑別テクニックまでを段階的に学んでいきますので、初心者の方でも安心して受講していただけます。 入学時期は4月と10月のみで6カ月(全18回)で修了します(授業の振り替えはできません)。

※東京本校の専科宝石鑑別科は、宝石学部PGコースにリニューアルしました。

※宝石学の資格取得を目指す方は、宝石学部Gem-Aコースのページもご覧ください。

専科 宝石鑑別科の主なカリキュラム
●鑑別機材の使用法 ●ダイヤモンド(鑑別とグレーディング) ●パール(品質評価と鑑別)
●カラーストーン(コランダム・エメラルド・トルコ石・その他透明石・不透明石・特殊効果石)
●宝石の産地、分類、処理、取り扱いの注意点、他

専科 在校生の声

宮代千鶴さん
専科ジュエリー科

入学のきっかけは?
ビーズアクセサリーやアートクレイシルバーを趣味程度に作っていましたが、友人に頼まれて作品を作ったり、展示会も1,2度行ったりしているうちに自分自身で本格的に作れるようになりたいという気持ちが湧き始め入学を決めました。
クラフトを選んだのは?
最初の電話での対応も良かったし、授業内容がしっかりしていて、私のような主婦や遠方から通う方にも無理なくカリキュラムが組めるところが気に入りました。カリキュラムは基本のデザインはありますが、好みのアレンジを加えることが出来、自分のオリジナルが作れるのでとても楽しいです。
クラフトの授業のいいところは?
私のクラスは年上の方が多く、私も入学して10年が経ちますが私よりもベテランの生徒さんがたくさんいます。 ですので、授業というよりは先生を中心に各自が制作しているアトリエの様な感じです。(クラスによって雰囲気は違うと思いますが・・・)また、クラスの先生以外の方に質問をしてもいろいろと提案をしてもらえ、親身になってアイデアを出してくれます。このように幅広い世代の人が同じ教室で先生のアドバイスを受けながら、カリキュラムをこなし、コンテスト出品の制作などをしているのを見るととても刺激になります。

武田庄司さん
専科宝飾科

入学のきっかけは?
もともとアクセサリーが好きで趣味で作っていましたが、もっと本格的に貴金属加工も勉強しようとクラフト学院の専科に入学しました。入学して約2年で、貴金属加工のカリキュラムも終わり修了作品を提出することができました。貴金属のカリキュラムは、全て終わりましたので、この後は引き続きロストワックスの勉強を始めたいと思っています。
クラフトの授業のいいところは?
クラフトの授業は、カリキュラムは決まっていますが、その中で結構自由にできるところが魅力です。先生と相談しながら、いろいろデザインも考えられます。先生方も、生徒一人一人の個性や能力に合わせて個別に指導してくれます。僕には他の人より厳しく指導して頂き、難しいデザインに挑戦させてくれました。先生は、ジュエリー業界での経験が豊富な方ばかりなので、授業中に聞ける仕事のお話が非常に楽しいです。僕は、電気関係の設計の仕事で、ジュエリーの業界には無関係なので非常に新鮮です。

鈴木真由美さん
専科ジュエリー科

入学のきっかけは?
もともと天然石とアクセサリーが好きでビーズでアクセサリーを作るうちに自分が作りたいと思うデザインが制限され、物足りなさを感じるようになりました。自分が作りたいのはゴールドなどの地金を使ったり、カラーストーンを組み合わせたりしたアクセサリーだということに気づき、自分の作りたいデザインを自由に作れる技術を身につけたいと思ったのがきっかけです。
クラフトを選んだのは?
趣味で習うけれど、内容は本格的なものがいいと思い、色々な学校を調べて比較してみました。クラフト学院なら週1で通っても無理なく実力をつけることが出来るカリキュラム編成であったことと、入学前に教室見学をしたとき、堅苦しくなくのびのびした雰囲気を感じ、「これなら続けられる」と思ったので入学することを決めました。
クラフトの授業のいいところは?
授業は先生方も親切かつ丁寧に教えてくれて、課題以外の作品を作りたいと言っても嫌な顔ひとつせず思う存分作らせてくれます。そんな雰囲気なので自分が学びたいと思えば思うほど上達していく環境だと思います。私は天然石が好きなので特に石留めをするのがとても楽しいです。また、夏や冬に行われるセミナーで今回、象嵌を受講しました。古くからある伝統的な技法を実際に作ることが出来、とても新鮮で楽しかったです。このように通常授業以外でも幅広い知識や技術が身につけられるセミナーもあるのでとても魅力的だと思います。

専科 各コースの募集要項

入学時期

原則随時。いつからでも開始できます。月途中からの入学も可能です。
※名古屋校 宝石鑑別科のみ4月、10月

入学資格

年令、性別、国籍などいずれも問いません。ただし、外国の方については日本語でのコミュニケーションが取れることが条件となります。

※上記コースでの学習が困難であると判断した場合は、受講を保留またはお断りすることがあります。

標準受講単位

1科目につき週1単位または2単位受講が原則です(1単位=2時間45分)。
隔週(月2回)や週3単位以上の受講もできます。
2科目以上の同時受講もできます。

期間

カリキュラムを各自のペースで進めることができます。
標準期間は週1単位受講者で2年間、週2単位受講で1年間が目安となります。
宝石鑑別科およびリペア科は週1単位で6ヵ月。
カリキュラム修了後の継続受講もできます(有料)。

開講日・時間

月~土
午前クラス AM 10:00~PM 12:45
午後クラス PM 2:00~PM 4:45
夜間クラス PM 6:00~PM 8:45(土曜は夜間クラスは開講してません)

※校舎によって開講時間は異なります。詳しくは案内書に添付されている各校の専科開講時間割をご覧いただくか、ページ下部の専科お申込みフォームの時間割をご覧ください。。

振り替え受講

専科では授業の振替制度を設けています。欠席された授業を他のクラスに振り替えて受講することができます(宝石鑑別科を除く)。
振り替えできるのは受講回数の半分まで、前後1ヶ月以内です。
(例:週1回通学の方は、1ヶ月の4回授業のうち2回が振替可能です)

学費

入学金 11,550円
授業料(月額) ■東京本校・横浜校
・週1回(月4回)12,650円
・週2回(月8回)22,000円
■名古屋校
・週1回(月4回)11,550円
・週2回(月8回)19,800円

※その他、隔週、週3回以上などの通学も可能です。

維持費(月額) 1,100円

※消費税込み。

※宝石鑑別科は、入学金11,550円、授業料(半年)80,000円、維持費(半年)6,600円です(2021年4月より)。

※各校により異なります。詳細は各校の「専科」案内書をお取り寄せの上、ご覧ください。

※工具代が別途必要になります。コースによってはレンタル工具(有料)もご利用いただけます。

※ジュエリー科、ロストワックス科、宝飾科の材料費は個人差がありますが、月に1,000~3,000円位が目安になります。

※全日制学科、総合学科、高等部の卒業生で専科の受講を希望される方は、3カ月で3回出席できるお得な卒業生限定チケットの制度もありますので各校にお問い合わせください。

お申込み方法

【郵送・ご持参の場合】専科入学申込書をお取り寄せの上、必要事項を記入し、写真を貼付して各校舎に郵送もしくはご持参下さい。

※横浜校希望の方は、東京本校に郵送してください。

【オンライン申し込み】以下の申し込みフォームよりお申し込みください。校舎別になっています。